渋谷区の不動産会社 ベスト・オブ・ラック株式会社 小栁 憲一です。
今後の不動産の価格動向
みなさま 気になるところと思います。
結論から申し上げますと
今後 不動産の価格が極端に安くなる要素は 現時点では見受けられません。
日頃 みなさまが目にする 新築マンションを例にあげますと
価格を構成している要素は以下のとおりです。
・土地代金
・建物代金（施工費用）
・販売管理費（モデルルームに関する費用（土地 ビル等の賃料）、近隣対策費用等）
・広告費
・人件費
・諸経費（登記費用、不動産取得税、固定資産税、都市計画税等の租税公課等）
等々
こちらに
・マンションディベロッパーの利益
これらの原価を積み重ねたものが
みなさまがご覧になる インターネットの広告上の
【2LDK 5,800万円台～】
【3LDK 6,800万円台～】
として表現されております。
マンションディベロッパーには上場している会社も多くあります。
こうした会社の多くには 一定の売上 利益を継続しなければならない使命があります。
言い換えると
土地代金、建物代金がすこしばかり高くても事業を継続しなければならない
という使命です。
そうして供給された新築マンションの価格設定をなぞる形で 周辺エリアの中古不動産
の価格が形成されてまいります。
すこし前には
東京オリンピックの開催後には不動産の価格は安くなる？？
東京オリンピックの開催後には湾岸エリアのタワーマンションの価格は安くなる？？
投機目的でマンションを取得したアジア圏の方々が一挙に売るので価格は安くなる？？
かつて水害のあったエリアの不動産の価格は安くなる？？
さらに前には
リーマンショックの後に
外資が撤退するので都心部の不動産の価格は安くなる？？
地震の後には
豊洲は安くなる？？
新浦安は安くなる？？
といったお話しが聞かれましたが 現実はいかがでしょうか。
そうはなっておりません。
みなさまのご存知のとおりです。
振り返ると 正確にはそれぞれの時期にとても短い期間で一時的に安く取引された時期
はありました。
しかしながら それぞれのときに 不動産会社が安く購入し その後市場に出すときには
元の価格以上に戻ってしまっていたという現実があります。
2022年3月現在 首都圏で
『このエリアは急激に安くなった』
といったお話しは聞こえてきません。
ご家族みなさまのご意見が合致するなら 直近でご覧になられたその物件を
真剣に
前向きに
ご検討なさってみるとよろしいかと存じます。
ベスト・オブ・ラック株式会社 小栁 憲一
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